リッケンバッカー 325V63 1995年製造品K8のワシントンD.C.ジョンレノンモディファイです。かなり音の面は煮詰めて作成してあります。
まず外観です。ゴールドリッケンバッカー トラスロッドカバーはジョンのギターにはメイドインの表示はありません。グローバーオープンバッグペグはマイナスビス、グローバーのギアは実戦にも配慮しトルクがある方を選択しました。ジョンのギターは、こちらとは違うグローバーペグが付いていますがビグスビー ブリッジ、ビグスビー トレモロユニットもあり、曲ごとにチューニングに不安を抱えます。ジョンも盛んにペグに手が触れます。
ピックアップビスはマイナスビス、新品干渉用ゴム。蝶型のビグスビー ブリッジはフラット弦に合う様に溝切りし、ビグスビー トレモロユニット使用の弦の伸縮に対応。トレモロユニットを使用するたびのチューニングの不安を抑えます。
ビグスビー トレモロユニットのアームの取り付けビスはプラスビス。
ゴールドのピックガードにはジョン用の一枚型ですが、上段ピックガードと2枚型ピックガード用ビス、ゴムワッシャーも付属いたします。
その裏の配線(サーキット)にはこだわりを持って作成いたしました。1950年後半から1960年前半に325に使われてきたレッドアストロンコンデンサー、これはムック本のRickenbackerに325の説明があります。(本機はレッドアストロンレプリカです)
しかしながら、ジョンは325を中古で購入し演奏中にボリュームポットが陥没して無くなっている画像があり、なんとポールのベースメーカーのヘフナー社に修理を頼んで、なんとボリュームツマミがバイオリンベースのツマミになっていたこともあり、今となっては本当のゴールドピックガードの裏の配線は当時のジョンも知らなかったかもしれません。
ボリューム、トーンは定番のバーンズのレプリカです。
ジョンの時代はフラット弦という角ばったジャズ用の弦がエレキギターにも装着されていました。そのためトグルスイッチをリアの高音にした時に低音が引き立ってしまうためローカットコンデンサーが導入されていました。本機もダダリオのフラット弦にローカットコンデンサーを導入しています。
ジョンの憧れのミュージシャンもジャズシストでしたが^_^
ちなみにトグルスイッチは上はフロント・ミドル、真ん中は全部で下はリア(ブリッジ側)ピックアップ稼働にしてあります。
ジャックプレートはジョン用は大型の物が使用されていますが本機はリッケンバッカー シリアルコードがあるもののままです。
ハードケースは定番のシルバーの325用ですが経年の錆があります。鍵付き。ピックガード、配線は引き直しにより1950年後半の音に近づけ新しいため経年ガリは当然ありません！音はまさに1950年後半の新品です！しかしながらボディは30年前の物です。遠目では綺麗ですが無数の傷、磨き傷、塗装剥がれ、修復跡、325特有のローフレット指板の剥がれ(325は指板クリア塗装がありそれが剥げている)、裏面にベルトのバックルの跡があり、ネックに折れはないのですが塗装剥がれを修復されたタッチアップしている跡があります。新品とは違いますのでご容赦ください。ジョンは物持ちはいいのですが扱いは意外と雑な為ギターの風貌はこんな感じだったと思います。ワシントンD.C.仕様325をもったジョンがペグを触っている一枚のカラー写真があるのですがペグ周りの塗装が剥がれていました^_^本当のジョンレノンのワシントンD.C.仕様はライトヘビーエイジドだったのてはないかと推測できますので^_^骨董品としてではなく実戦機として活用できる様にイノベーションしつつ、サウンドは1950年後半から1960年前半のリアルな音の追求！配線系は近いうちにガリの原因となる可能性がある年代ポット、老朽化した安価な配線、コンデンサはロスを減らすべく一新しましたが、ピックアップ配線やジャックとそのジャック配線は、リッケンバッカー のグレー配線をそのまま採用しています。ポットはクラシック感がでる様に250Bカーブの物を採用していますので音がコントロールつまみに遅れて付いて来る為レトロ感がありアンプはVOXの真空管アンプに繋いでいただければワシントンD.C.コンサートの雰囲気が演出できると思います。アンプとジャックにシールドを繋げてアンプの前でかがんでボリューム、トーンをいじってみてください貴方はもうジョンレノン！です。ノークレームノーリターンでお願い致します。（2023年 3月 29日 12時 55分 追加）諸事情で取り消しが入ってしまい申し訳ございませんでした。